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日本語教師の数奇な日常   

イスラム圏での日本語教育、それはハラームとの
戦いである。

ノンムスリムの日本人教師にとって、

何がハラームで、何がハラルなのか、
その区別は大変難しい。

ことの発端は、そう、3週間ほど前に遡る。

同僚のH先生が日本からの荷物を受け取った、
その瞬間から、この話を始めなければならないだろう。

H先生宛の荷物には日本の漫画がぎっしりと
詰められていた。

以前、ヨルダンに遊びに来たH先生のご親戚が
送ってくれたらしい。

大き目のダンボールの中には、ブリーチの単行本が
50冊ほどと、ジャンプ、マーガレットの最新号が
入れられていた。

ジャンプだけでなく、マーガレットを入れてくる
あたり、なかなか通だ。

「ジャンプ読んだら、回してくださいね」

そうH先生に御願いして、その場は別れた。

その後、ギリシャ旅行や、ラマダンイベントなど
があり、漫画や雑誌のことは僕の頭から完全に
忘れ去られていた。

今日、大学のオフィスに行くと、本棚にはブリーチの
単行本がずらりと並び、マガジンラックには、ジャンプ
とマーガレットが置かれていた。

既に事務所にいたH先生に、

「雑誌並んでますね」

と声をかけると、

「ちょっとハラームシーンのカットを御願いします」

という不思議な返答が返ってきた。

「少女マンガがやばいんですよ」

マーガレットを手にとって開いてみたが、
たしかに、きわどい。

一体、いつから少女マンガはこんなあからさまな
「絡み」を入れてくるようになったのか。

下手な青年誌よりもこっちのほうが
危ないのではないかと思えるほど、
露骨な描写がされている。

そういえば、小学校時代に流行った
「ママレードボーイ」もかなり際どかった。

あれは朝からアニメ放映してよかったのだろうか。

そんなことはさておき。

仕方なく、マーガレットを片手にもちながら、
引き出しからハサミを取り出す。

しかし、問題は一体どこまで見せてもよく、
どこからは駄目なのかだ。

少女マンガ雑誌である。

2ページに一度はキスシーンがあると言っても
決して言いすぎではない。

 私  :「H先生、このシーンはOKですか」

H先生:「うーーん、キスだけだし、いいでしょ」

 私  :「先生、このシーンは駄目でしょ」

H先生:「あぁ、それはやばいですね」

 私  :「うわぁ、これはもうアウトですね」

H先生:「あぁ~駄目ですね~」


いい年をした男二人が、職場で真剣に語り合う
内容では決してない。

そう、日本語教師とはそんな職業・・・。

何が楽しくて、少女マンガのページを切り取らねば
ならんのか。

切り取ったハラームページはH先生の机の
右の引き出しの一番上に入ってます。

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